プラ削減!ステンレスストローを導入するメリット4つ

6月 14, 2019

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個人でカフェを営んでいる私が今本気でおすすめしたいのが、ステンレスストロー!amazonで1本250円で買える気軽さ!ずっと使える!実際に使ってみないとわからなかった意外なメリットも…!!おすすめのステンレスストローも合わせて紹介しています。ステンレスストロー、ぜひ試してみてください!

<目次>
プラスチック製品を削減すべき理由
(硬い話なので、苦手な方はとばしてOK!!)
紙ストローとステンレスストロー
ステンレスストローのいいところ4つ
おすすめのステンレスストロー

なぜプラスチック製品を使わないほうがいいの?

参考:プラスチックを取り巻く国内外の状況(平成30年8月環境省)
  :プラスチックの時代からの脱却を(高田秀重 / 東京農工大学)

海へのプラスチックの流出

海や川に遊びに行った際、水辺に打ち上がっているプラスチックゴミを見かけたことがあるのではないでしょうか?釣りやマリンスポーツをしている方は、海の上にペットボトルやレジ袋がぷかぷかと浮いているのを見たことがあると思います。全世界で年間に生産されるプラスチック製品は3億トンと言われており、そのうち800万トンが海洋に流出していると見られているのです。

嬉しくないプラスチックの食物連鎖

プラスチックゴミにまみれた、クジラやウミガメの写真は頻繁にSNS上にあがっています。のどに詰まらせて死んでしまう海洋生物も少なくありません。プラゴミの怖いところは、その先にもあるんです。
海洋に流出したプラスチック製品は紫外線や波の力などで細かい破片(マイクロプラスチック)になります。マイクロプラスチックの怖さは大きく2つ。1つは海洋汚染。プラスチック内に含まれる有害物質はゆっくりと海洋中に溶け出しているのです。もう一つが、生物を通して、連鎖的に有害物質が濃縮されていくということ。海洋を漂流するプラスチックは、周りの有害物質を吸収・吸着するという性質があります。より毒性の強い物質として、食物連鎖の中にマイクロプラスチックは組み込まれているのです。

世界や企業の取り組み

プラスチック削減への取り組みは全世界的に活発になっています。一部の国ではレジ袋を禁止している国も。フランスではプラスチック製のカトラリーの販売が禁止されているそうです!企業では、マクドナルド、スターバックス、米国ディズニーなど、名だたる企業がプラスチック製品からの脱却宣言をしています。

紙ストロー?ステンレスストロー?

大手飲食店でプラストローの代替品として利用されているのが、紙ストロー。100円ショップでも最近見かけるようになりましたね。私はオーストラリアに住んでいたときに利用したのですが、問題なく使えます!ただ、「紙ストローも結局一回でごみになっちゃうんだよなぁ〜」と、プラストローと紙ストローが混ざったゴミ箱を見て残念に思ったのを今でも覚えています…。
その記憶が結構強めに残っていたので、私が営むチキンバーガー屋さんではオープン当初からステンレスストローを採用しました。後で詳しく書きますが、ステンレスストロー最高ですよ!

ステンレスストローのいいところ

実際にステンレスストローを導入して感じた、ステンレスストローの良さを4つ挙げます。

何回でも使える、洗える

一番は「使い捨てじゃない」ところ。ステンレスは錆びにくいので、紛失しない限りはずーっと使い続けることができます。私の使っているステンレスストローは食器洗い機にも対応しており、洗うのも楽ちん。私は手洗いしているのですが、専用のブラシでゴシゴシするだけなので、手洗いも苦ではありません。10本くらい一気に洗っちゃいます。箸を洗っているのに近い感覚ですね。

ほぼ無味無臭

SNSやレビューを見ていると、飲み口(味への影響、口触り)を気にしている方も多いのかな?と感じました。これは「全く心配ない!」と言えます(よほどグルメな方でない限り…)。 金属臭はないですし、口元もしっかり丸く加工されているので気になりません。

よく冷える

お店でステンレスストローを出してよく言われるのが「よく冷えていいね!」というお言葉。正直これは予想外でした…(笑)。プラや紙に比べて、ステンレススは熱伝導性が圧倒的に高いので、冷たいドリンクに入れることによってめちゃ冷えるんですよね。予想していなかったけど、お客さんから好評なので「導入してよかった〜」と思わされますね。

意識を変えるきっかけに

実は一番大事なんじゃないかと思っているのがこれ。ステンレスストローは「プラゴミ削減しよう!」と意識を変えるきっかけのひとつに過ぎないんです。でも、これってすごく重要で。
お客さんとも、ステンレスストローをきっかけに
「プラゴミ、減らさなきゃね、私もやってみよう」
「私はマイバックいつも持ってるよ」
「フードロスも気をつけたいね」
…とごみ問題への取り組みについて話が発展することがよくあります。ステンレスストローを導入、利用するだけで「普段当たり前に使っていたプラスチック製品が、実は当たり前じゃないのでは?」と気付かされるんです。
いきなりプラを完全に生活から排除したり、ゴミをなくしたりすることは難しい。でも、今自分にできることをちょっとずつ増やすことで、ゴミはどんどん減らせるんです。そのことに気づくきっかけを、ステンレスストローはくれるのです。

おすすめのステンレスストロー

ステンレスストローには、ストレートタイプと、首が曲がっているタイプの2種類があります。太さもバリエーション豊かですよ。
私がお店で使っているのが、太さ6mmと、12mmのストレートタイプのステンレスストロー。6mmは通常の冷たいドリンク用に、12mmはタピオカ用に使っています。
実際に使っているものを紹介しますね。

普段使いなら6mmステンレスストロー

amazonで4本999円!安!しかもprime対象です。飲み口は丸く加工されているので安心です。

タピオカ用の12mmステンレスストロー

タピオカ用もamazonで購入可能。6mmタイプで使っているメーカーのものは、12mmだとめちゃくちゃ高いので、これを購入しました。タピオカがぷぷぷぷっとスムーズに入って来ますよ(^^)私は8本599円で購入しましたが、2本だと285円です。安い。中国から1週間位かけて届きます。こちらも飲み口が丸く加工されていますよ!

首曲がりタイプは使ってないですが、一応紹介。

首曲がりタイプのステンレスストロー

ストレートタイプは、洗いやすくて、見た目もクールなので気に入っていますが、お子様のなかには「真っ直ぐだと高さがあって飲みにくい」と感じる方もいます。そういう方は首が曲がっているタイプも使ってみてください(^^)

ストローをきっかけに!個人で簡単にできるプラ削減

先にも書いたように、ステンレスストローは「意外と身近にできることってあるなー!」って思うよいきっかけを与えてくれるアイテムなんです。私も少しずつできることを増やすようにしていますよ。
例えば、お出かけするときはタンブラー(水筒)を持参しています。タンブラー、いいですよー!カフェに持っていけば、プラカップを使わなくて済むし、スタバだと割引までしてくれます!予めお水とかコーヒーを家で入れておけば、ペットボトルも買わなくていいですからね。
あとは、スーパーに行くときにはエコバック、普段のお出かけには大きめのバッグを持ちます。エコバックって忘れがちなんですよね…。なので、普段使いのバックを大きいものにして、買ったものをポイポイバッグにしまっちゃうんです。
お店ではフードロス削減(ほぼゼロ)にも取り組んでいますよ!詳しくはこちらに書いています!
まずは自分にできるところから。フードロスがない店を作る

身近にできることから、少しずつ。ゴミを減らしていきたいですね。最後まで読んでいただきありがとうございました!